
天才ギタリストとして知られ、多くのギタリストが彼に少なからず影響を受けてきていると思う。
残念ながら1982年にオジー・オズボーン・バンドの全米ツアー中に遊覧飛行で乗ったセスナ機の墜落事故により短い生涯を25歳で閉じてしまったが、現在のロック・ギターの進化の一端を担った人物いっても過言ではないだろう。
同世代のイングヴェイ・マルムスティーンより早くクラシック的な雰囲気を曲中に組み込、イングヴェイのギターがあくまでリード・ヴァイオリン的であるのに対し、ランディのそれは必要に応じてヴァイオリンにもチェロにもなりうるもので、バンドの一員としてのポジションを重視しているように思う。同時期の改革者としてエディ・ヴァン・ヘイレンがいるが、アメリカ的な明るさを前面に出したエディのプレイに対して、ヨーロッパ的な湿っぽさを残したギターでクワイエット・ライオット時代はともかくオジー・オズボーン・バンドにはぴったりはまっていたと思う。
何はともあれ非常におしいアーティストをなくしたと思っている。